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渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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鎌倉の茶室 KYOTOへ

鎌倉に建てるすまいの材料を確認に雲行きの怪しい京都へ


鎌倉の茶室 KYOTOへ_f0156448_23182684.jpg


杉磨き丸太の皮の部分を四隅に残してつくる柱を面皮柱といって、
柔らかくつややかな自然の趣を残した柱で広間を造ります。
丁寧に磨いて仕上げます


鎌倉の茶室 KYOTOへ_f0156448_23184797.jpg


特に目立つ柱は3本用意してもらって写真真ん中の1本に決める
決め手は木肌の複雑な表情


鎌倉の茶室 KYOTOへ_f0156448_2319545.jpg


小間の茶室床柱の個性的な表情を前に迷いに迷う
月並みな赤松皮付きもやはり美しいが、私が目を留めたのは良母(リョウブ)
美しい木肌と柔らかな色合いが魅力的(下の写真真ん中)


鎌倉の茶室 KYOTOへ_f0156448_23195038.jpg

鎌倉の茶室 KYOTOへ_f0156448_23203285.jpg

by sadwat | 2010-09-24 00:08 | 事務所のしごと

鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち

鎌倉の茶室

鎌倉に計画中の茶室付住宅の建設予定地は鎌倉時代の大倉幕府跡という史跡の上に建つことになる。

埋蔵文化財包蔵地域というとても厄介な土地なのだ。

60〜70センチも掘ると土器の欠片らしきものが出土し始め、
次々と何層にもわたって生活基盤とおぼしき地層が発見され、
突然人の気配のする出土品の群れに突き当たる



鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_19381754.jpg

鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_19385281.jpg

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鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_19394568.jpg


可愛らしい、とにかくかわいいこの下駄は女性のものらしい
下駄の右にあるのは 箸

とても小さな足、手に取ってみると700年前にこの下駄を履いていた人と何となく
コミュニケーション出来たような心持ちになるのだ

700歳のあなたはどんなにかわいらしい人だったろう、お逢いしたいです



鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_19463837.jpg


この土器の欠片は日常生活に使われていたかわらけ・灯明・壷など

右の壷は直径60センチ位の大きな常滑の壷、
これをどうしても欲しいと言ったら絶対にダメだそうだ、
土地の持ち主でも出土品は鎌倉市に帰属するのでもらうことは出来ない。
発掘費用は地主負担です。
ナットクいかない。

左下の穴のあいた陶片は壊れた土鍋や石鍋などに穴を空けお湯に浸けるなどして温め
懐に入れて暖をとるのだそうだ。
温石(おんじゃく)という。昔ホッカイロみたいなものだ。
同じ石で700年前と同じぬくもりを感じてみたくなる。



鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_204153.jpg


これは形代(かたしろ)と呼ばれるおもちゃのようなもの

ウィキペディアによると
「形代(かたしろ)とは、神霊が依り憑く(よりつく)依り代の一種。
人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易いように形を整えた物を指す。」



鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_201132.jpg


漆塗りの杯のようなもの、小皿かもしれない
左の絵付けは手書き、右は印判でハンコで絵付けをしたようなもの


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温石・・どんな人のからだを暖めたのだろう。



鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_2017169.jpg

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鎌倉の茶室 700年の眠りから覚めたものたち_f0156448_20173637.jpg


敷地の一隅に現れた、御堂らしきものの礎石跡の一部・・・んーっ凄い
時と歴史が積み重なった土地の持つオーラを発している
恐れ多くもこの上に家を建てるのだ、鎌倉に家を建てるということはこういうことだ。
連綿と続いてきた歴史の延長線上に現代の私たちの生活があることを思わないわけにはいかない




by sadwat | 2010-03-13 20:39 | 事務所のしごと

鎌倉の茶室 茶室おこし絵図

鎌倉の茶室 茶室おこし絵図

優れた茶室をはじめとする数寄屋建築や城のイメージをわかりやすく後世に伝えるために、
日本には江戸時代初期からおこし絵図という模型製作手法がある。

折り畳めて、どこにでも気軽に持ち運べ、ときには壁を倒して座った時と同じ目線で室内を見渡せる。
CGや透視図よりもはるかに臨場感があり、誰もがその空間の特質を簡単に理解出来る。

鎌倉に計画中の三畳台目の御茶室をおこし絵図で作ってみた。
(台目切りと向う切りの2種類作ったが三畳台目の向う切りはほとんど茶室として作例がない)

ペラッとした紙の扱いにくさの中にも必要な情報はわかりやすく盛り込んであり、
日本人らしい合理性と少しだけ力の抜けた曖昧さをこの手法は表現していて、
見る人は皆なぜかその作り出す空間の楽しさに微笑んでしまう。



鎌倉の茶室 茶室おこし絵図_f0156448_18462153.jpg


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by sadwat | 2009-11-27 18:51 | 事務所のしごと

ART FAIR TOKYO      古美術 渡邊三方堂

東京国際フォーラムで開催中のART FAIR TOKYO 古美術 渡邊三方堂のブースを担当させていただいた。

ART FAIR TOKYOは日本最大のアートフェア、4万人以上を集客する一大イベント
こうした大イベントの常として、玉石混交は避けられないが

「座辺の美・古染付の風韻」

と題した渡邊三方堂の今回の出品は秀逸だ。

日本の茶人の自由奔放さに、中国陶磁の伝統が絶妙に調和した、奥深いゆがみの美しさを十分堪能した。


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これは李朝です


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図録より


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by sadwat | 2009-03-28 22:38 | 事務所のしごと

「和と現代をつなぐ昭和のイメージ」鎌倉腰越T邸


施主は30代の若い夫婦、ご主人はサーファー。

若いお二人が伝統の延長線上に自分たちのライフスタイルを見つけ出していることに驚きを感じると共に安堵する。

白いビニルクロスの壁に高い天井、隅々まで明るい部屋。
それとは間逆の住まいです。

「引き継いできたものを伝えていける日本の住まい」



「和と現代をつなぐ昭和のイメージ」鎌倉腰越T邸_f0156448_0344489.jpg



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by sadwat | 2008-10-08 00:46 | 事務所のしごと

『現代の暮らしと数奇屋の意匠』横浜I邸

数寄屋の雰囲気を保ちながら椅子の生活をしたい。
洋風のライフスタイルにもかかわらず、日本の建築である事の軸を保つのはむづかしい。
だから和モダンなどと言う伝統も様式もなく、勝手に作り上げた創作和菓子のような,
あんことクリームが同居したすまいができてしまうのだ。




『現代の暮らしと数奇屋の意匠』横浜I邸_f0156448_0511292.jpg


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by sadwat | 2008-09-16 00:55 | 事務所のしごと