人気ブログランキング |


渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


by sadwat

プロフィールを見る
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

Link

カテゴリ

全体
□Home page・Profile
事務所のしごと
建築散歩
秋谷のこころ・海と暮す家
大人の湘南・秋谷スケッチ
日々の暮し
昭和建築
大正ロマン

タグ

(194)
(164)
(107)
(104)
(66)
(28)
(28)
(27)
(26)
(19)
(19)
(16)
(12)
(11)
(7)
(4)
(2)
(2)
(2)
(2)

その他のジャンル

<   2015年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

庭造り 「月見台」を造る

月見台を造る
職人の手を一切借りずに庭に月見台を作ることを思い立った
この家の前の持ち主から引き継いだ素晴らしいバラたちを一生懸命育ててきたが、もう少し積極的に使える庭にすることに決めた。
何となく書いていたスケッチを元に、昨年12/20に大谷石をオーダー。
葉山の加地邸を見てきたあとだったので大谷石に決定・・とても理由がシンプル
石をオーダーしてしまえば、あとはやるしかない、もう止めることは出来ない。
石は12月26日に年内最後の配達に間に合った。
石が来るまでにバラの移動や石を敷く為の地盤固めなどの作業を所員と二人ですすめた。
ポイントはいかに一本70kgもある大谷石を水平と直角を精度よく出して据えるかである。

プロセスをかんたんに説明しよう
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304687.jpg
4/23初めて火を入れてみる
ステンレスの焚火台も買い求めたが、大きなアルミの鍋がぴったしだったのでこれを据えた、ずっとよくなった。
町中なので小さな薪を3、4本くべてみる。・・・何といい感じではないか。
匂いも懐かしい。

近所のおばさんがすっ飛んでくるかと思ったら、いまのところおとがめ無し
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304640.jpg
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14380985.jpg
以前は季節になるとバラが咲き誇る素晴らしい庭だった
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14311576.jpg
設計図

庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304600.jpg
着工前の様子
普段世話になっている、植木屋さんと土木業者から道具をいろいろかりてきた

庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304696.jpg
まず家を建てる時と同じ様に、正確な位置出しをするため「丁張り」と呼ばれる作業をする
かなりテキトウ

砕石を敷き込み土のぬかるみを防ぐと同時に地盤面の補強をおこなう。
砕石を入れないと土がくっついてしまって地面を平に付き固めることは出来ない
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304613.jpg
力仕事は若い所員の仕事、砕石敷きを手でやるのはとても耐力のいる仕事でヘトヘト
一部地盤が膿んでいて(いくら叩き占めても、コンニャクのようにプルプルとして締まらないこと)土を掘り出し砕石と入れ替えた
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304663.jpg
私は棒でこつこつと地面を締め固める作業をする。
最初は版築ふうに地味にやっていたが、これもだんだんとテキトウに・・・

庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304618.jpg
直角を出すための大きな直角定規を造る
辺の比を3:4:5で造るやつです。
結構精度がよい
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304632.jpg
いくら付き固めてもきりがないのでこの辺で止めとく
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304645.jpg
とうとう石が来てしまった
もう止まらない、逃げられない
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14304704.jpg
1本70キロの石を約20本精度よく水平に、直角に据えていく
今回使用した大谷石の比重は1.7、花崗岩は2.7
それもあって大谷石を使用
ベンチ部分の2辺を他の石の基準にするため、特に慎重にレベルと直角を確認しながらきめていく
砕石の上に約50〜70ミリのバサモル(モルタルと砂を1:3でよく混ぜたもの、水は加えない)
を丁寧に敷いてレーザーや水準器を使って水平に均す
担ぎ棒で2人でかついでそっとおろす。
石を吊るのには車の屋根にものをのせて縛る時のナイロンの薄くて丈夫なベルト、巾25ミリ位を使う
薄くないと石をおろして引き抜く時に抵抗が大きくて石が動いてしまう。
あとはゴムハンマーで叩いてレベルを微調整
出来上がりの両端の水平精度は3ミリ以内
われながらよくできた
あとは不等沈下しないことを祈る
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310422.jpg
12/30日本体は何となく完成、ここまで石が来てから実働約4日
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310417.jpg
植木屋に行って全く買うつもりの無かった手水鉢(桂離宮にある鉢の写し)
を買ってしまった

庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310505.jpg
植木屋の持っている山にはいって木を選ぶ
市場では出会えない自然な樹形の樹が見つかる
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310530.jpg
次は敷石選び
なかなか思うようなのは見つからない
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310535.jpg
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310519.jpg
植木がやってきた
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310597.jpg
ほぼ完成、アプローチの石敷きをしなければ・・・
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310527.jpg
すこし暖かくなって月も出たので月見で一杯
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310595.jpg
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14310500.jpg
何となく完成、あとは春の芽吹きを待つだけ
景石を置くはずだった位置に
思いがけず手に入れた手水鉢もぴったし
冬のあいだ手水の水面の光の揺らぎが和室の天井にキラキラと美しいはず
この手水鉢を買う前に鏡を置いて確認した
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14311427.jpg
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14311417.jpg
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14311482.jpg
庭造り 「月見台」を造る_f0156448_14311560.jpg
で、こんな感じ





by sadwat | 2015-04-24 15:16 | 日々の暮し

春の大和路

「春の大和路」

春の大和路_f0156448_18050525.jpg
東大寺付近

春の大和路_f0156448_18031581.jpg

春の大和路_f0156448_18050682.jpg
氷室神社

春の大和路_f0156448_18282296.jpg

春の大和路_f0156448_18050687.jpg
早朝の春日大社参道
参道に差し込む朝日の美しさを求めて早朝の散歩


春の大和路_f0156448_18052802.jpg
春日大社


春の大和路_f0156448_18052832.jpg
春の大和路_f0156448_18052831.jpg

春日大社本殿
ここまで本殿に近づけることはめったにありません
いま神様はお留守です



春の大和路_f0156448_18050662.jpg

若宮神社



春の大和路_f0156448_18050678.jpg







春の大和路_f0156448_18052841.jpg
春日大社
着到殿(平安時代)
春日大社は芋を洗うような混雑でもこの建物に見入っているのは私一人、
この建物の単純明解な構造美が胸を打つ




春の大和路_f0156448_18052941.jpg

春の大和路_f0156448_18052953.jpg
美しい船肘木

春の大和路_f0156448_18031588.jpg
桜には新緑の柳がよく似合う




春の大和路_f0156448_18031565.jpg
奈良に来たら一番最初に訪れる(十輪院)国宝
住宅的スケールのとても小さなお寺
何度訪れても新しい空間構成の美しさを発見する。
軒のそりもほとんど無く、直線で構成された日本的プロポーションが好ましい


春の大和路_f0156448_18031568.jpg

春の大和路_f0156448_18031543.jpg

春の大和路_f0156448_18031519.jpg

春の大和路_f0156448_18053850.jpg
東大寺
春の大和路_f0156448_19103834.jpg
フィリピンの人達は常に明るい


春の大和路_f0156448_18052990.jpg
東大寺二月堂の構造美
二月の御水取りに必死で駆けつけて間に合わず、
寒い夜をここで震えながら夜明けを待った若かった日を思い出す。



春の大和路_f0156448_18050529.jpg

春の大和路_f0156448_18050565.jpg
東大寺御手洗の井戸
まるで石の彫刻・・美しい



春の大和路_f0156448_18052932.jpg
いつ見ても校倉のディテールは美しい


春の大和路_f0156448_18052930.jpg

春の大和路_f0156448_18052978.jpg
これは昔あこがれた榊莫山の字ではないか?



春の大和路_f0156448_18053857.jpg
荒い土をあらわにした土塀が大和路にはよく似合う


春の大和路_f0156448_18053886.jpg

春の大和路_f0156448_18053856.jpg

興福寺南円堂
春の大和路_f0156448_18050670.jpg

奈良国立博物館仏教美術資料研究センター

明治35年(1902)竣工
設計  関野 貞




春の大和路_f0156448_18050648.jpg
新薬師寺
スッキリ
シンプル
質実剛健な構造美



春の大和路_f0156448_18053839.jpg
浄瑠璃寺
美しい本堂と
吉祥天に会いに


春の大和路_f0156448_18053848.jpg

春の大和路_f0156448_18053841.jpg

春の大和路_f0156448_18031562.jpg
明治42年(1909)竣工
設計は東京駅と同じ辰野金吾
客室の天井高も4m位ある

春の大和路_f0156448_18031511.jpg
春の大和路_f0156448_19110891.jpg
春の大和路_f0156448_19105006.jpg
なんとも雰囲気のあるBar

春の大和路_f0156448_18031500.jpg

春の大和路_f0156448_18345185.jpg
春の大和路_f0156448_19102513.jpg
辰野金吾先生
天井が高すぎて落ち着いて眠れませんでした。
でもこの建物にはこの天井高さが欠かせないことよくわかりました。






by sadwat | 2015-04-04 19:18 | 建築散歩