渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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ふらっと桂へ

大津に用事があってその前にふらっと思いつきで桂離宮へ、
予約してないので当然入れない。
30年ほど前に早川正夫先生のカバン持ちで、当時昭和の大修理を終えたあとの桂離宮を訪れ、宮内庁の佐藤理さんの御案内で拝見した強烈な印象は、堀口捨巳先生のお仕事と重ね合わせてみる時、自分の中に更に深く根を下ろしてきた。

今回は離宮前ではなく桂大橋の手前から桂離宮の全体を見ながら橋を渡った。
竹を活きたまま折り曲げて編み付けてつくった桂垣を見ながら約250mいくと独特の意匠を持った表門とその袖垣「穂垣」に至る、そこからはうっそうとした樹木に隠れて何も見えない。

更に南に回り込むと鉄柵の向うに借景として維持されている田んぼがあり、わずかだが憧れの笑意軒の佇まいが木の間から窺える。
しばらくそこでこの建物を見つめていると、拝見した当時の強烈な印象と、それ以降何度となく写真集で見た建物のイメージがあたかもそこに忍び込んだかのように鮮明によみがえってきた。

肘掛けの紙障子が開け放たれたその敷居の下には市松模様のビロードの裂と金箔で大胆にデザインされた腰張りがあり、やっと届いた外からの光を柔らかく見るものに返してくる。
その部屋の襖には櫂型の引き手がつ付いて、水墨画で消え入るように小船が書かれており、天井のつながった3室を仕切っている。
写真奥に見える紙障子の欄間には円形の下地窓が六つあり、笑意軒の特徴的なデザインだ。
左手に見える荒い竹格子は縁側の外側に付けられており、縁側の両側から外に出る様になっている。
笑意軒はこのふたつの開口部から南側の田んぼとそこに働く人々も景色として取り込んでいるのだ・・・窓の外に田んぼのある方やってみてはどうですか。
桂離宮を見ると、400年前に建てられたとは到底思えない洗練の極みともいえるデザインがちりばめられている。

ここから何かを学び、それを現代の日本の生活と結びつける力を日本の建築家は問われている。

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桂大橋の手前より桂離宮の全景

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竹を活きたまま折り曲げて、厚みのある青々とした竹の塀をつくる、全長約250m。
現代美術のパフォーマンスを見ているようだ

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桂離宮の表玄関
穂垣

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鉄格子越しにジッと笑意軒を覗くオジサン・・・さぞかし妖しかっただろうな。
ジワーッとした興奮にそんなことお構いなし

南に回り込むと鉄柵の向うに借景として維持されている田んぼがありわずかだが憧れの笑意軒の佇まいが木の間から窺える。
しばらくそこでこの建物を見つめていると、当時の強烈な印象と、それ以降何度見たかわからない、写真集で見た建物のイメージがあたかもそこに入り込んだかのように鮮明によみがえってきた。

肘掛けの紙障子が開け放たれたその敷居の下には市松模様のビロードの裂と金箔で大胆にデザインされた腰張りがあり、やっと届いた外からの光を柔らかく見るものに返してくる。
その部屋の襖には櫂型の引き手がついた襖に、水墨画で消え入るように小船が書かれており、天井のつながった3室を仕切っている。
奥に見える紙障子の欄間には円形の下地窓が六つあり、笑意軒の特徴的なデザインだ。
左手に見える荒い竹格子は縁側の外側に付けられており、縁側の両側から外に出る様になっている。
笑意軒はこのふたつの開口部から南側の田んぼとそこに働く人々も景色として取り込んでいるのだ・・・窓の外に田んぼのある方やってみてはどうですか。





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by sadwat | 2014-06-03 19:11 | 建築散歩 | Comments(0)

高層マンションの茶室-1

高層マンションに茶室をつくる

できたての高層マンションの一室を出来るだけ傷つけずに茶室を造る事になった。
5.1畳という洋室に正規の大きさで4畳半の御茶室が入らない
出来るだけ低予算で,基本的なところははずさない・・・
これが30年以上お茶をやってきた施主の要求
頭を合理的に切り替えて・・・お茶は本来とても合理的なはず



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by sadwat | 2014-03-30 19:48 | 事務所のしごと | Comments(0)

RC事務所の中の茶室ー2



マンション1階事務室の奥に位置する茶室。
既存の梁、柱配置や階高の低さによる制限の中、プランや天井構成にも、工夫と多少の妥協が必要だ。

以前から一度試みてみたかった、楊枝柱(茶室「又隠」などに使われている、隅柱の上部だけを出して下の方を土壁で塗りまわしにしたもの)の効果は絶大で、これまでに味わったことのない広がりと静けさを感じることができる。
この感覚は写真では伝わらない、現場を訪れた人は等しくそういう感想を持つようだ。

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by sadwat | 2014-03-16 23:35 | 事務所のしごと | Comments(0)

ART FAIR TOKYO 2014   「古美術 渡邊三方堂」


「高麗青磁」

有楽町東京国際フォーラムで開催されたART FAIR TOKYO古美術 渡邊三方堂のブースデザインを担当させていただいた。

高麗青磁輪花皿 d16cm h3cm カワイイ、欲しい・・・高いかな?


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by sadwat | 2014-03-06 18:43 | 事務所のしごと | Comments(0)

初釜 2014

長い間、工事では社中の方々にも大変ご迷惑をおかけしましたが、
新装なったお茶の稽古場(表千家速川祐永先生)
「初釜」
いつもながら身が引き締る思い。
所作が「型」になっていることの意味を噛みしめる。


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by sadwat | 2014-01-21 18:24 | 事務所のしごと | Comments(0)

RC事務所の中の茶室ー1



ある会社の福利厚生の為に建てる茶室

既存のRC梁や柱を避けながら、階高も不十分な中で建てる、お稽古とお客様を接待する為の茶室
材料が揃ったので、検収に加工場へ行く

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床柱の赤松皮付、太さ、木目の詰み方をみて、右のものにした。
赤松はもう飽きたと思いつつもまたこれにもどってしまう。
その隣は丸い磨き丸太の皮を残して柱に仕上げた面皮柱、二寸八分の太さ。できるだけ皮の量を多く見せるように末口に近い部分を使う。


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天井の高さの変るところに使う磨き丸太、少しえくぼの入ったもので、枝打ちした際のあとが少し残る材料を使う。
その他は敷居鴨居材料


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敷居鴨居の材料は目の詰み方に注目
小間の茶室の様にすぐ目の前に材料のディテールが見えるところは目の詰んだものを使う(左の4本)
広間ではこんなに目の詰んだものを使うと、木の質感を損ねて味がない、そんな時は左から5本目位がいいのかな?


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これはネズコの代わりに使う米杉天井板


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by sadwat | 2013-11-18 12:17 | 事務所のしごと | Comments(0)

築30年の茶室改修


築30年の茶室改修(松風楼と不審庵写し)
表千家流お稽古場の改修工事
壁、天井、畳、腰張り、襖、全て取替え。
これは古い壁を剥がし、上塗りをぬっているところ。
稽古を中断せずに作業を進めるのは想像以上に大変。
これまでの最難関工事はやっと終盤を迎える。
ここまでに4ヶ月以上かかっているが
必ず先生と社中のみなさんの想像を超えた仕上がりにする。

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by sadwat | 2013-09-05 15:55 | 事務所のしごと | Comments(0)

初釜

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by sadwat | 2013-01-27 01:38 | 建築散歩 | Comments(4)

sadwat photo KYOTO-5

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「炭屋」

・・・

京にきて

うれしとおもふ

しづかなる

利休このみの

宿のひと夜を


     勇

・・・

と掛け軸にありました(吉井勇の歌と書)



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by sadwat | 2012-08-23 11:42 | Comments(0)

sadwat photo KYOTO-4



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by sadwat | 2012-08-19 19:12 | Comments(2)