渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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秋谷のこころ・海と暮す家・080210

08/02/10更新
秋谷は今日2/10建て方(柱梁を組み上げる事)をやっています。
日曜日にも関わらず、本当に寒い中、職人達は頑張ってくれています。
いつもながら感謝です。
これから現場に行って皆さんにご挨拶。

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秋谷バス停のすぐ後ろ、大正末期に建った古い蔵が息も絶え絶えに建っています。
その蔵の屋根越しに海と富士山を望める小さな小屋を建設中。
3階建に見えますが2階建。蔵越しに海を見るため背伸びをしているんです。
蔵が風をよけてくれて、その後ろからそっと秋谷の海と富士山、夕焼けを眺める感じ。


2階は居間、一階は蔵との間に庭のある天井の高いアトリエ風のスペース。
建具は木製です、アルミサッシでは出せない雰囲気・・・
1階のスペース、うまく使ってくれる方がいるといいなと思っています。


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”美しい街並みを描き、永く愛され続けるヨーロッパ建築。
そのエッセンスを反映した造形美、海を臨む景観の中に映えるファサード。
優雅な暮らし心地を象徴する気品が薫る・・・”
という100戸建てマンションに少し辛そうなMY蔵。


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着工までの道のりは本当に大変だったのに、
感慨に浸るまもなく、なんのためらいも無く無造作に基礎工事に着手する職人、
これが職人の仕事というものだ。


思い入れたっぷり、ためらい傷だらけの私はこういう職人の仕事っぷりにいつもあこがれている。
宜しく頼みますッ!感謝


上棟


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イメージより少し大きい


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予想どおりの眺望。
居間からテラス越しに海、大島が見えるはず。
天敵の電線が・・・!  とても残念


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江ノ島・富士山方向




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by sadwat | 2008-02-10 12:00 | 秋谷のこころ・海と暮す家 | Comments(8)

秋谷のこころ・海と暮す家・071117

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05/11/30 大正末期の酒屋さんの蔵・更地にして売り出されると聞いて、とりあえず入手保護・何とか救いたい。
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06/07/23 国道134号線に沿って湘南の美しい谷戸の深い緑が見えた頃。右端がMy蔵。

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06/08/03 徐々に変わっていく秋谷
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07/06/23 マンションはこの上にさらに5階分積み重なって完成、この写真は4階まで建ち上がったところ。マンションからの抜群の眺めは請け合う。

あまりにもでかいこのマンションに圧倒されて、My蔵はずいぶんしょぼくれた感じ。
この蔵が秋谷の風景にふさわしく、いきいきとしていた時代があったのだ。
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この蔵は酒屋さんの倉庫として造ったもので、入り口は漆喰の分厚い引き戸、升のマークが見える、とてもおしゃれなデザイン〔ただの酒ビンの倉庫にここまでやるか、昔の人は気合いが違う)・戸車が錆びて今はもう動かない。

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2階内部の様子、外観は石造りに見えて基本構造は木造。
長い間使われていなかったので梁の松には虫が入ってぼろぼろ。外壁の石も風化が激しい・・・幸い虫の被害は表面だけにとどまって構造的な強度が確保できる太さは残っている・・まだ命はつながっている・・外壁に積み重ねた佐島石は風化と亀裂がひどい、内部に水の浸入がある。屋根の雨漏りは無い。
とりあえず表面硬化剤と撥水剤を使って外壁を保護、これを使うと左官仕事が効かなくなる可能性がある、慎重に検討するつもり。
息も絶え絶えの蔵だが、なんとか再生させたい。
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by sadwat | 2007-11-17 21:37 | 秋谷のこころ・海と暮す家 | Comments(4)

大人の湘南・秋谷の夕日


ページ最後に他の写真も紹介しています、クリックしてください

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一口に湘南といってもにもいろいろなイメージがある、国道134号線に沿って茅ケ崎あたりから江ノ島・鎌倉・逗子・葉山とそれぞれ個性的な名所が続くが、もう一歩足をのばすと葉山の隣に秋谷という漁港を抱えた静かな集落がある。他のにぎやかな湘南と違って134号線と海岸のあいだにひっそりとした感じで人家が密集し、道路から直接海に面することが無いので、派手な商売をしにくいことが落ち着いた雰囲気の理由だろう。しかし最近ではそこに目をつけたマンション開発が軒並み実施され、その景観は壊滅的打撃を受けている。

それでも秋谷が素晴らしいのは、秋谷海岸からの夕日が湘南随一の美しさを誇るからなのだ。江ノ島・富士山を背景に秋谷海岸のはずれにある名勝立石公園の松のシルエットは見るたびに変幻自在の美しさを見せてくれて飽きることがない。
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夕暮れのショータイム、夕日に赤く染まっていた富士山は時々刻々変化して,ついに夕焼けを背にした黒いシルエットになる、この一瞬は胸が締めつけられるほどの美しさだ。

小さな漁船が静かに帰ってきた。



秋谷は泉鏡花の幻想的な小説『草迷宮』の舞台となった場所でもあり、この小説にでてくる「三浦の大崩れ」とはこのあたりのことのようである。この作品でも秋谷から見る江ノ島と富士山を美しく表現しているので紹介しておく。

「修業中の小次郎法師が、諸国一見の途次(みちすがら)、相州三崎まわりをして、秋谷(あきや)の海岸を通った時の事である。
 件(くだん)の大崩壊(おおくずれ)の海に突出でた、獅子王の腹を、太平洋の方から一町ばかり前途(ゆくて)に見渡す、街道端(ばた)の——直ぐ崖の下へ白浪が打寄せる——江の島と富士とを、簾(すだれ)に透かして描いたような、ちょっとした葭簀張(よしずばり)の茶店に休むと、媼(うば)が口の長い鉄葉(ブリキ)の湯沸(ゆわかし)から、渋茶を注(つ)いで、人皇(にんのう)何代の御時(おんとき)かの箱根細工の木地盆に、装溢(もりこぼ)れるばかりなのを差出した。・・・・」


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立石公園の岩鼻の梵天の松は絵のように美しい、夕日が沈む時間になるとどこからともなく地元の人たちが集まってくる。

湘南にもっとも似合う樹は椰子ではない、松だと思う・・・秋谷海岸から


その他の秋谷の夕日


その他の秋谷の夕日


その他の秋谷の夕日




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by sadwat | 2007-11-15 01:09 | 大人の湘南・秋谷スケッチ | Comments(0)