渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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庭造り 「月見台」を造る

月見台を造る
職人の手を一切借りずに庭に月見台を作ることを思い立った
この家の前の持ち主から引き継いだ素晴らしいバラたちを一生懸命育ててきたが、もう少し積極的に使える庭にすることに決めた。
何となく書いていたスケッチを元に、昨年12/20に大谷石をオーダー。
葉山の加地邸を見てきたあとだったので大谷石に決定・・とても理由がシンプル
石をオーダーしてしまえば、あとはやるしかない、もう止めることは出来ない。
石は12月26日に年内最後の配達に間に合った。
石が来るまでにバラの移動や石を敷く為の地盤固めなどの作業を所員と二人ですすめた。
ポイントはいかに一本70kgもある大谷石を水平と直角を精度よく出して据えるかである。

プロセスをかんたんに説明しよう
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4/23初めて火を入れてみる
ステンレスの焚火台も買い求めたが、大きなアルミの鍋がぴったしだったのでこれを据えた、ずっとよくなった。
町中なので小さな薪を3、4本くべてみる。・・・何といい感じではないか。
匂いも懐かしい。

近所のおばさんがすっ飛んでくるかと思ったら、いまのところおとがめ無し
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以前は季節になるとバラが咲き誇る素晴らしい庭だった
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設計図

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着工前の様子
普段世話になっている、植木屋さんと土木業者から道具をいろいろかりてきた

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まず家を建てる時と同じ様に、正確な位置出しをするため「丁張り」と呼ばれる作業をする
かなりテキトウ

砕石を敷き込み土のぬかるみを防ぐと同時に地盤面の補強をおこなう。
砕石を入れないと土がくっついてしまって地面を平に付き固めることは出来ない
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力仕事は若い所員の仕事、砕石敷きを手でやるのはとても耐力のいる仕事でヘトヘト
一部地盤が膿んでいて(いくら叩き占めても、コンニャクのようにプルプルとして締まらないこと)土を掘り出し砕石と入れ替えた
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私は棒でこつこつと地面を締め固める作業をする。
最初は版築ふうに地味にやっていたが、これもだんだんとテキトウに・・・

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直角を出すための大きな直角定規を造る
辺の比を3:4:5で造るやつです。
結構精度がよい
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いくら付き固めてもきりがないのでこの辺で止めとく
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とうとう石が来てしまった
もう止まらない、逃げられない
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1本70キロの石を約20本精度よく水平に、直角に据えていく
今回使用した大谷石の比重は1.7、花崗岩は2.7
それもあって大谷石を使用
ベンチ部分の2辺を他の石の基準にするため、特に慎重にレベルと直角を確認しながらきめていく
砕石の上に約50〜70ミリのバサモル(モルタルと砂を1:3でよく混ぜたもの、水は加えない)
を丁寧に敷いてレーザーや水準器を使って水平に均す
担ぎ棒で2人でかついでそっとおろす。
石を吊るのには車の屋根にものをのせて縛る時のナイロンの薄くて丈夫なベルト、巾25ミリ位を使う
薄くないと石をおろして引き抜く時に抵抗が大きくて石が動いてしまう。
あとはゴムハンマーで叩いてレベルを微調整
出来上がりの両端の水平精度は3ミリ以内
われながらよくできた
あとは不等沈下しないことを祈る
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12/30日本体は何となく完成、ここまで石が来てから実働約4日
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植木屋に行って全く買うつもりの無かった手水鉢(桂離宮にある鉢の写し)
を買ってしまった

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植木屋の持っている山にはいって木を選ぶ
市場では出会えない自然な樹形の樹が見つかる
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次は敷石選び
なかなか思うようなのは見つからない
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植木がやってきた
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ほぼ完成、アプローチの石敷きをしなければ・・・
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すこし暖かくなって月も出たので月見で一杯
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何となく完成、あとは春の芽吹きを待つだけ
景石を置くはずだった位置に
思いがけず手に入れた手水鉢もぴったし
冬のあいだ手水の水面の光の揺らぎが和室の天井にキラキラと美しいはず
この手水鉢を買う前に鏡を置いて確認した
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で、こんな感じ





by sadwat | 2015-04-24 15:16 | 日々の暮し | Comments(2)