渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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昭和レトロの家

NHK美の壷・[昭和レトロの家]アンコール放送
3月4日(金)夜10:00〜
が再放送される
見逃しているので必ず見たいと思っている

昭和を代表する建物のスタイルというのは
洋風にあこがれながらも日本人の住まいの在り方とうまく調和し、
ひとつのスタイルといえるものになっていてどこか人間くさく、とても魅力的なのだ。
工業製品としてのハウスやホームではなく、
「心地よい不自由さ」といったものが曖昧で複雑な人間の
「すまい」としてうまくバランスをとっている。

なかでも1928年京都に建てられた藤井厚二の聴竹居は
いまでも、日本人のこころに響くすまいとして人気が高い、
その理由を探る資料としてこの番組は興味深い。

藤井は著書「日本の住宅」の中でこう述べている

我が国現代の物質文明はおおむね範を欧米の先進国にとり、盲目的にそれに従うことのみに努めて、
模倣の及ばないのをおそるるの感があります。
従って国民の生活においても彼の生活を学んで、その様式を一変せしめ、
欧米化する住宅を以て文化住宅と信じ、忠実に彼を模倣せんと試みるものもあります。
これは一見まことに当を得たることで賢明なる方法のごとくかんがえられますが、
深く省察すればしからざらざることは明白なる事であって、
彼我の歴史人情風俗習慣及び気候風土を対比すれば、全て非常に相違のあることが知られます。
故に、我々は我が国固有の環境に調和し、その生活に適応すべき新の日本文化住宅を創成せねばなりません。
これは目下の急務であって、重大なる意義の存するところです。
すなわち「日本の住宅」について討究考察せんとする所以であります。

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写真提供 井出実里氏

参考
江戸東京建物園 堀口捨巳・小出邸
江戸東京建物園 田園調布の家
江戸東京建物園 前川国男・自邸
パノラマで見る前川国男邸




by sadwat | 2011-03-01 13:21 | 建築散歩 | Comments(2)