渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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江戸東京建物園 田園調布の家

江戸東京建物園 田園調布の家
1925年(大正14年)


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以前ご紹介した堀口捨巳・小出邸と同じ年に建てられた平屋建ての小品。

デザインの密度が高く、「田園調布の家」かくあるべしといいたくなる。
小さくても節度と余裕さえ感じさせる住宅の秀作。
このような感覚を普通に建築家が持っていた時代がうらやましい。
洋風にあこがれながらも、いかにも日本人好みにまとめられていて、フィット感のあるスケール。
今どきの耐力壁第一主義の住宅と違うのは、平屋建て、各室が雁行(ジグザグ)して配置され部屋の角を開放的な窓にしているところだ。
部屋の角に壁を持たないことによって、景色も平面的でなくなり、広がりと奥行きができ、採光の質もまったく違うものになっている。
性能をきちんとクリアしても、他をおろそかにせず、デザインもまた欠くことの出来ない機能のひとつなのだ、ということがしっかりと伝わってくる。

+4 more





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写真奥から前出の小出邸・前川国男自邸・田園調布の家
江戸東京建物園


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by sadwat | 2008-03-21 20:13 | 建築散歩 | Comments(4)
Commented by Okada at 2008-03-22 01:31 x
和洋折衷の洋館。しかも平屋。いいですねえ、こんな家に住みたいものです。

ところでリンクありがとうございます。こちらもリンクさせて頂きました!

Commented by sadwat at 2008-03-22 10:42
Okadaさん
これまでにご紹介した建物はそれぞれ優れた建物ですが、全て木製建具が非常に大きな役割を果たしています。現行の法規ではよほど田舎に行くか、広い土地でない限り、このような建物は出来ません。法律通りに建物を建てると、住まいとして失われるものがたくさんあるのはさみしいことです。

ところで岡田さんにリンクしていただけるとのこと、本当に嬉しいです、ありがとう。
Commented by keiji at 2010-05-09 22:19 x
部屋に立っていると、なんだかとっても落ち着けたのが印象的でした。
訪れたのは冬でしたが、今度は他の季節に行ってみたいと思います。
コメント&TB有り難うございました。
Commented by sadwat at 2010-05-10 12:12
keijiさん

建物園のこの3棟の秀作は大変人気がありますね、このような家が連なって町並みを作ったら本当に美しいのにと思います。家はそれだけで完結するのではなく、町並みを形成する大切な要素であることを忘れたくないものです