渡辺貞明建築設計事務所   mail : sadwat@mac.com 044-434-4777


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秋谷スケッチ080214 泉鏡花「草迷宮」

泉鏡花「草迷宮」



三浦の大崩壊(おおくずれ)を、魔所だと云う。
 葉山一帯の海岸を屏風で劃(くぎ)った、桜山の裾が、見も馴れぬ獣のごとく、洋(わだつみ)へ躍込んだ、一方は長者園の浜で、逗子から森戸、葉山をかけて、夏向き海水浴の時分(ころ)、人死(ひとじに)のあるのは、この辺ではここが多い。
 一夏激(はげし)い暑さに、雲の峰も焼いた霰(あられ)のように小さく焦げて、ぱちぱちと音がして、火の粉になって覆(こぼ)れそうな日盛(ひざかり)に、これから湧(わ)いて出て人間になろうと思われる裸体(はだか)の男女が、入交りに波に浮んでいると、赫(かっ)とただ金銀銅鉄、真白に溶けた霄(おおぞら)の、どこに亀裂(ひび)が入ったか、破鐘(われがね)のようなる声して、
「泳ぐもの、帰れ。」と叫んだ。
 この呪詛(のろい)のために、浮べる輩(やから)はぶくりと沈んで、四辺(あたり)は白泡(しらあわ)となったと聞く。

ああ怖っ!


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泉鏡花「草迷宮」
秋谷を舞台に展開する泉鏡花ファンタジー・・うっ〜難解だ!


幼な子の昔,亡き母が唄ってくれた手毬唄.耳底に残るあの懐かしい唄がもう一度聞きたい.母への憧憬を胸に唄を捜し求めて彷徨する青年がたどりついたのは,妖怪に護られた美女の棲む荒屋敷だった.毬つき唄を主軸に語りの時間・空間が重層して,鏡花ならではの物語の迷宮世界が顕現する.(解説文より)


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人魚は波打ち際で一瞬私の足首を捕えた
白泡とともに海深く連れ去ろうとして






by sadwat | 2008-02-15 01:02 | 大人の湘南・秋谷スケッチ | Comments(2)
Commented by mu-0323 at 2008-02-15 18:48
こんばんは。先日はコメントありがとうございました。
京都タワーとか、青空をバックにした芽とか、私も同じようなところに目を向けた写真がありました。
でもまだ未熟者なので、同じような視点と言って頂きとても光栄です。
Sadwatさんの写真は、そこから何か物語が生まれるような感じがしますね。
個人的には「雪の日」の花がお気に入りです。柔らかい感じが・・・。
もしよろしければリンクさせて下さい!
Commented by sadwat at 2008-02-15 20:48
ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
リンク、光栄です。
ありがとう。